子供のイライラや腱かに苦労する親は多いはずです。大人から見れば些細なことでも当人からすれば、人生の一大事と言わんばかりに感情的になっていることも。なぜ、子供たちは怒りを感じるのでしょう?この記事を読めば、怒りの原因や怒りの役割について知ることができ、子供が怒った時の気持ちを理解することに役立てることができます。
怒りの原因は?
怒りは二次感情と言われています。一次感情である心配、悲しい、つらい、不安などが蓄積され我慢できなくなると怒りに変わっていきます。
怒りは悪いこと?
そもそも怒りは悪いことでしょうか?怒りを我慢しすぎるとストレスを溜め込みかえって自分を苦しめてしまうこともあります。つまり、怒りは自分を守るために必要である面もあります。そのため、親は頭ごなしに「怒ってはダメ」と接することは、かえって逆効果になっている可能性もあります。親がまず行うべき行動は怒りを感じた我が子の一次感情がどんなものだったか、聞いてあげたり、一緒に共感してあげることだと思います。
注意が必要な怒りとは?
では、どんな怒りであれば親は注意をする必要があるでしょうか?問題となる怒りは以下の4つです。
➀怒る頻度が多い(すぐ怒る)
②怒りが続く(怒りが持続する)
③怒りが強い(激しく怒る)
④怒りをぶつける(攻撃性がある)
つまり、他人を困らせたり、危害を及ぼす可能性がある怒りに対しては注意が必要となります。
怒りを対処する時の基本的な考え方
怒りが生まれるまでには、以下の段階に分けられます。
➀できごとが起きる
②できごとについて考える(一次感情)
③一次感情が溜まっていき、怒りに変わる
➀については、もしうるさいのが嫌な場合は、耳栓をする、静かな場所へ移るといった「環境」を工夫してみるのも良いかもしれません。
②については、例えば休憩時間のような自由な時間の場合、仮に周りがうるさいとしても「休憩時間だから多少うるさくても仕方ないか」といった「考え方」の工夫ができれば良いかもしれません。
③については、怒り自体は悪いものではないので、「他人に迷惑のかからない怒り方」を工夫できれば良いかもしれません。
まとめ
怒りは誰でも感じることのあるごく自然な感情です。
怒りを感じるまでには3段階あり、それぞれの段階で怒りをコントロールする工夫ができれば、他人に迷惑をかけるような行為にはならない可能性が高くなります。
怒りの原因やその中身を理解することで、冷静に対処することが大切です。
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